ぴろログ

Output Driven

Zapierを使ってみた。

自動化ツール

世の中(特に金融業界界隈)RPA、RPA、自動化、自動化ゆーとりますが、果たしてRPAで仕事が減るんでしょうか。 個人的には仕事が増えると思っています。

  • タスクの整理
  • フローの実装(≒プログラミング)
  • リリース後のメンテナンス

タスクの整理は良きものと考えますが、後の2つの仕事量を考慮に入れてるのかしら、と思うわけです。 RPAのライセンス購入にもコストはかかりますが、最も大きなコストは人件費です。イニシャルも、ランニングも。特にリリース後のメンテナンス。(RPAによるコントロール対象のシステムの仕様変更時、等)誰が楽しくってそんな仕事をするんでしょうか。 しかもいったん導入しちゃうと簡単には辞められない。金融マン(特に銀行?)の評価は減点方式なようで、導入にかけたコストを回収する(ひたすら償却待ち)までは廃棄できないのではなかろうか。

じゃあどうすればいいのか。。

そう、ザピりましょう。(強引)

Zapierとは

ちょっとしたタスクの自動化ツールです。以下、引用です。

ferret-plus.com

・750種類以上のアプリを組み合わせ、自動化アプリを作成可能
・コードを記載する必要はなく、選択肢を選ぶだけで誰でも簡単に作成
GmailGoogle Spreadsheetなどの主要なWebサービスや、TwitterFacebookInstagramなどのSNSを含む750種類以上のアプリ・ツール・サービスが対象
・基本は無料で、必要量に応じて選択できる豊富なプラン

既存のWebサービスを繋ぐ(超大量)+アクションが定義済みってところがいいですね。 特に後半部分。いちいち自分でアクションを定義しなくていい、かつ、割と細かいアクションも用意済み。

…ザピリましょうとか偉そうに言いましたが、使ったことがないので使ってみます。

使ってみた

会社で毎朝geekbot(SlackのApp)に今日の気分やToDoを返すのですが、その内容をチームメイト(日本語わからず、英語わかる)と共有するのに時間がかかってました。(頭の中で英語に翻訳しようとして、伝えながら言葉に詰まってgoogle翻訳にかけて、WiFi遅くてなかなかレスポンス悪くって、無言タイムが続く…みたいな。) そこで、geekbotに返した内容を英語に翻訳してチーム共有チャネルに流すまでを自動化したらいいんじゃん?ということで、やってみました。

zapier.com

  • Googleアカウントでログイン
  • 紹介してくれる対象サービスを選ぶ。(画像撮り忘れた。。) 最初はちゃんと選ぼうとしたけど、1/5ぐらいみたとこでもう疲れた。さすが750種類。数の暴力。Slackと、適当なサービスを選んで「OK」。(たぶん後から追加できるはずなのでいいや。)
  • ここで連携させるサービスを入力するとさくっとできるっぽいです。 が、見た感じココでは1アクションしか登録できなさそうだったので、「Make a Zap!」ボタンでZap(Zapire Apply?)を作ります。
  • こんな感じで登録。
    • まずはアクションのトリガ(指定チャネルにNEWメッセージ)を設定して
    • 次のアクション(メッセージを英語に翻訳)を設定して
    • 翻訳後のメッセージを別チャネルに流す設定、で完了。 ↑のキャプチャは設定内容のサマリみたいなもの。実際の設定作業のキャプチャは省略。 ただ、Zapier側がかなり丁寧に設定フローをつくってくれているので、特に迷うことなく各設定が作れるはず。
  • 途中、Slackのアカウントとのコネクトを求められる。(モザイク部分はSlackのワークスペース名) Slack、Zapireの両方をGmailアカウントで使っているせいか、自動で自分のSlackワークスペースがサジェストされた。(たぶん)SAML便利。
  • 完了後、geekbotからの質問に答える。
    • geekbotからの回答に返事する。
    • 専用チャネルに返事した内容が流れる。(上半分の「アプリ」と付いている方) ※1回失敗して、geekbotに再質問してもらおうとしたけどできなかったので(1日1回まで?)、とりあえず同内容でコピペ(下半分)。
    • 英語に翻訳した内容が#generalに流れる。 たぶんgoogle翻訳使っている。(翻訳結果が一緒だった。) 変換精度は100%じゃないけど、無いよりはマシ。これを元に認識齟齬を埋める。(埋められる実力があるなら自力で英語で伝えらえるだろっていう。)

サービス自体はいい感じ。

所感

  • 初めて触ったので、手探りでそこそこ時間がかかった。慣れてきたら10分ぐらいで設定できるようになるはず。
  • Zap作りを丁寧にサポートしてくれるのが嬉しい。アクションは10個以上登録できるっぽいので複雑な処理もいけそう。
  • 連携先のサービスは今後も増えるだろうな。すでに多すぎて全量把握できんけど。
  • サービスの仕様変更にも対応してくれるだろうし、設定作った後のメンテ(不具合修正)をしなくていいのが楽。
  • こんな便利で無償でいいんですか?今後もサービス続けてくださいね、お願いします。 (有償版は連携サービスが増える模様。ただ、無償でもかなりの数のサービスがいける。)

雑記

RPAの話はいちゃもんつけたかっただけです。