ぴろログ

Output Driven

ブログを始めて、やめて、再スタートする

この半年のあいだブログの更新をストップしており、後悔の念が渦巻いています。。この思いを2020年に持ち越さないよう、ブログを「続けられなかった理由」と「続かなかった理由」、そして「再開する理由」について書こうと思います。個人的なケースではありますが、失敗談の事例を共有させていただくことで、これからブログを始める方々のお役に立てれば幸いです。

ブログのメンタリング

2019年3月から5月までの3か月間、カックさん ( id:kakku22 ) にブログメンタリングをしていたただきながら、ブログでのアウトプットを続けていました。

※カックさんの神メンタリングについては、こちらの記事を読んでみてください。 kakakakakku.hatenablog.com

「週1で記事を公開」というノルマを決め、計15本のブログを書きました。 私は「情シス(社内情報システム担当)」の仕事をしているのですが、「情シスでもスキルは必要だし、コードも書ける方が良いし、システム基盤の知識も持っておくべき」という考えから、業務中にはなかなか時間をとりづらい「技術系」の勉強内容をブログに書いていました。

メンタリング卒業後・・・

卒業後は2週に1回のペースでブログ更新を続ける予定でした。・・・そのはずが、半年のあいだ一度も更新せず。。

「続けられなかった」理由

ブログを書く時間を確保できませんでした。言い換えると、ブログに対するプライオリティを下げる判断をしました

ブログを書くには、当然「ブログを書くための時間」をつくらねばなりません。おおよそですが、1つの記事を書くのに10時間以上かかっていたと思います(ネタ作り含む)。空いた隙間時間でブログの推敲はできますが、記事のベースを作るにはまとまった(ある程度連続した)時間を必要とします。

この頃はコミュニティ大好き状態で(いまでも好きです)、ちょっとでも興味をひかれればコミュニティイベントに参加して「 LT 駆動だ!!」と手を挙げ、ネタやスライド作成に多くの時間を費やしていました。仕事面では新設されたチームの立ち上げをフォローをしたり(後に解体...)、生まれてはじめて自分がメンター役になったり、うまくいかずに関連書籍を読み漁ったり、と、本業以外にも時間もとられていました。

時間にも、精神的にも余白の少なく苦しい期間が続いたため、「持ち直すまでブログのプライオリティを下げる」と決め、その結果ブログを書かなくなりました。ほぼ同時に SNS ( Twitter , Facebook ) も一切見なくなりました。 SNS から流れ込む大量の情報のフィルタリングに疲れていたこともありますが、アウトプットをしないので前段のインプットのプライオリティも下げていたことが原因だと思います。

「続かなかった」理由

上記は意識して決めたことですが、当時の自分では認識できていなかった理由もありました。

1つ目は「更新頻度をコミットメントしなかったこと」です。メンタリング中はカックさんへの報告があるため(語弊はありますが)ツラくても書かねば、という制約が働きますが、卒業後は自分の意志で続けなければいけません。卒業時に「 Twitter で、外に対して更新頻度を宣言したほうが良い」とアドバイスをいただいたのですが、これを実行していれば状況は違ったのかもしれません。実行しなかったのは、不特定多数の「誰か」への宣言が制約になるのか、半信半疑だったからです。

2つ目に「ブログテーマが適切でなかったこと」です。業務中はなかなか時間をとれない「技術系」の勉強結果を中心にブログを書いたわけですが、どうしてもビギナーな記事が増えていきます。類似の記事はすでにあちこちで書かれており、「この記事にどれだけの価値があるのだろう」という疑問を少なからず抱えていました。

ブログのプライオリティを下げたことにも共通する真因は、ブログを書く目的・読んでもらいたい相手が明確でなかったことです。自分の勉強目的だと必ずしもブログを書かなくても良いわけで、そこが私のモチベーションにうまく繋がらなかったのだと思います。(※勉強内容をブログに書く意味を否定しているのではなく、「読み手」設定の解像度が低いままだと続けられない私個人の性格によるものです。)

再開する理由

ブログを書かなくなったことで、以下の問題が起きました。

インプットした内容が定着しない

ブログを書かずとも日常の中で何かしらのインプットはありますが、アウトプットのための「整理」や「言語化」の作業を行わないため、記憶の定着率が大きく下がりました。 ブログに書けるネタは多くあったはずですが、ぼんやりとしか思い出せません。。非常にもったいないことをしたと思います。。

※記憶を遡って、後々なんとか書きたいネタここに残しておきます。

  • ティール組織」の社内読書会( ABD )の開催
  • タスク管理ツールの作成 ( Google Form, Zapier, Backlog, Golang, Slack )
  • Datadog でサービスのメトリクスをモニタリングする仕組みを作った話
  • AWS 認定資格の取得
    • Developer Associate
    • SysOps Administrator Associate
    • Solutions Architect Professional

「何をインプットしたっけ?」というモヤモヤは、「自分は成長しているのか?」という焦りに繋がります。スキルアップのために「ブログを書かねば」という危機感が日に日に高まってきました。

セルフブランディングの必要性

「 CMC_Meetup Okinawa Vol.1 」に参加し、以前からボンヤリと思っていた「沖縄で情シスのコミュニティを立ち上げたい」気持ちがより一層強くなりました。

コミュニティは個人間の繋がりなので、私個人の信用やラベリングが必要です。「私はこんな人間で、こういうことをしています」と信頼性のあるセルフブランディングをするためにも、「情シス」を中心テーマに据えて、またブログを書き始めようと決めました。

同じ課題で悩む世の情シス仲間への情報提供のためにもアウトプットを続けていきます。(情報を発信するところに、情報は集まる!!)

※このイベントで数カ月ぶりにTwitterも再開しました。(「参加者がツイートするまでトークを始めません!!」ルール発動による強制ツイート)

まとめ

ブログを書く目的や読んでもらいたい相手が明確になったため、今月からブログを再開します。

まずは「ノルマ:月1回更新」を Twitter で宣言するところから始めます。実際にはそれ以上のペースで更新するつもりですが、最初は緩めに設定してみます。

ブログを書く時間を確保するために、目的なくコミュニティイベントに参加する癖も改めました。「キャリアプランに必要であること」、「参加する目的・目標が立てられること」を参加条件として自分に課しています。そうでないとおそらくブログに書かない(ので、インプットしても定着しない)ですし、時間の浪費という悪しき過去を繰り返してしまうからです。歴史に学びました。

最後に、ブログのメンタリングをしていただいたカックさん、本当にありがとうございました。晴れやかな卒業記事ではなく反省文を書くことになってしまい大変申し訳ありません。。遅まきながら、また継続的にアウトプットをしていこうと思います。