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はじめての「沖縄の情シス飲み会( Zoom )」を開催しました

沖縄で情シスをしている方に繋がるべく、以前ブログでこんなことを書いたのですが、自身の転職でバタバタしたり新型コロナウイルスの影響もあったりで、先延ばしにしておりました。。

コミュニティマーケティングの原則にのっとり、2020年1月〜2月で共感者(同じ関心軸を持つ賛同者)を探します。 外部にアンテナをはっている方々に狙いを定めて Twitter やブログでの情報発信と、情シス関連イベントへの参加でリーチしていこうと思います。

blog.pirox.dev

先日 情シス県民SHOW に参加して個別に応援メッセージをいただいたこともあり、活動を再開すべくこのたび Zoom 飲み会を開いてみました。

jsys-okinawa.connpass.com

地方で情シスコミュニティ立ち上げを目指している方の参考になるかもと思い、取り組みをブログに書いておきます。

参加してくれた方

ありがたいことに 6 名の方にご参加いただき、ざっくばらんにお話をさせていただきました。

参加いただいた経路の内訳は以下です。

  • 元々オフラインでも繋がっているメンバーに直接声がけ: 2名
    • セキュリティ関係の別コミュニティで知り合った方々
  • ↑のメンバー経由で声がけ: 1名
  • Twitter での呼びかけ( Connpass のイベント告知)に反応いただいた: 2名
  • 後述する 情シス Slack で「沖縄」で検索してヒットした方に個別 DM: 1名

皆さん元・現エンジニアの方々で、こういう場に参加してくれるのはエンジニア界隈の文化に抵抗が無い人かも、と思いました。(拡大解釈ですが、もっと言うと現状に危機感や課題感を感じている人、かもしれません。)

同じ沖縄でも住んでいる地域がバラバラで、オフライン開催だと実現しなかったと思います。 オンラインイベントの「参加ハードルの低さ」を感じました。ただしお子さんがいて家からは Zoom を繋ぎづらく参加できなかった方もいるので、この辺りは一長一短です。

当日の様子

全員に簡単な自己紹介(可能であれば会社名と普段どんな仕事をしているか)をしていただいた後 仕事内容について詳しく伺っていくような流れで進めました。

最初はファシリテートが必要でしたが、後半は各自が聞きたいことを適宜質問する形になっていたと思います。「こういう課題があるんですけど、このサービスどうですか?」、「用途として合わないので、こっちのサービスが良いかも」「こんなサービスもあるよー」といったやりとりができたのは嬉しかったです。

「将来こういうことがしたいけど、そこにニーズを感じる会社(投資できる会社)が地元にあるのか」という話は地方ならではのトピックだったなと思います。情シス人口が少ないので社内にロールモデルがいない場合が多く、社外の方にキャリアプランの話が聞けるのもメリットかなと感じました。

また今回は参加者の業種がきれいに分かれていて、その業界の情シスあるある話が聞けて単純に楽しく過ごせました。

オンラインでの開催について

前述のとおり今回はオンラインでないと実現しなかったものの、突っ込んだ話をするにはやっぱりオフラインの方が良いので若干の歯がゆさを感じました。

Web 会議の制約として話者が一人に限定されてしまうので、特定のトピックを深堀りしているとどんどん時間が無くなってしまうのは難しいところです。運営が複数人いる場合は、ブレイクアウトルーム機能で細かく(3人程度??)分けちゃっても良さそうです。

ブレイクアウトルーム入門 – Zoom ヘルプセンター

地方の情シスコミュニティ立ち上げについて思うこと

私が地元の沖縄で情シスコミュニティを立ち上げたい動機は以下のとおりです。

  • 運用上の悩みを解決するための情報がなかなか見つけれないので、会社を超えた共有知を作りたい
  • 情シスは業務領域が広く(組織の隙間に落ちるような仕事が降ってくる)「やったことないけどなんとかしなきゃ」という場面が多く、そういうときに頼れる仲間が欲しい
  • 社内の狭い世界で情シスをやるのはスキルアップの可能性が限られるので、社外での繋がりにスキルアップの可能性を見出したい(それで地方の情シスがボトムアップするなら尚良し)
  • 具体的な悩みごとをぶっちゃけ話で相談できる場があると嬉しい
  • 頑張っている人(面識がある方)を見ると自分も頑張れる(気がする)

1-3点目については、全国規模の情シスコミュニティが立ち上がったことでかなり解消されたように思います。(基本 ROM 専ですがいつもお世話になってます!運営の方々ありがとうございます!!) 2 点目の「とりあえず助けて!」系の話題でもレスポンスいただけるのは本当にありがたいことです。

xtech.nikkei.com

持続可能なコミュニティにするには私個人の思いだけではなかなか難しいと思うので、今回の Zoom 飲みで「もし沖縄で情シスコミュニティが立ち上がったとして、何ができると魅力を感じるか」という質問させていただきました。

  • イケてる情シスの人に繋がれる(仕事仲間としても)
    • イケてる人は別のイケてる人と繋がっているので、貴重な人脈が広がる
  • 同じ業界の共通の悩みについて相談できて、現状の課題の解決に繋がるとありがたい
  • オフラインでぶっちゃけ話ができること

リモートワークやオンライン文化の浸透により、人と繋がる機会という点では「地方」という制約は今後小さくなっていくのだろうなと思います。 ただ「共通の悩み」については地方だからこそ抱える課題もあるでしょうし、「ぶっちゃけ話」はオフラインの方が圧倒的にしやすいです。

「ぶっちゃけ話」に求められる要素としては「クローズド」・「その場に誰がいるのか確認できること(多すぎない)」・「その場にいる方をある程度信用できること」で、コミュニティのイベントの中で行われるというより、その後の懇親会で繰り広げられるという印象です。

と考えたときに、コミュニティに求められるのは具体的な特定のテーマではなく、もう少し緩くて広い「地域で情シスの人間関係が構築できる場、もしくは構築のきっかけを作れる場」かなと思います。 コミュニティのコンセプトをあれこれ考えることなく、まずはとりあえず人が集まる(参加する)場を開くことを続けてみます。

(個人的な目標として、いつか沖縄の情シス LT 大会はやりたいです。)

まとめ

今回はとりあえずの一発目として Zoom 飲み会を開催しました。

ライトな Zoom 飲みなら準備の手間もかからないので、月イチの頻度で定期開催予定です。 マイクも買いました。

あと、後からブログを書こうとしてもアルコールが入っちゃうとなかなか思い出せないので、次回はリアルタイムにツイートしながらやっていきます。(反省...)